兵庫県蒲鉾組合連合会 蒲鉾とは

かまぼこの発祥地「兵庫県」

  • 神戸の生田の社の伝説

    かまぼこは、魚を美味しく食べるための手段として日本で生まれた伝統製品のひとつです。
    その起源をたどっていくと、神戸の生田の社で、すりつぶした魚肉を鉾の先に塗り付けて焼いたものを食べたのが、かまぼこの始まりという伝説があります。

  • かまぼこの歴史は神功皇后の時代に始まる

    かまぼこの歴史は神功皇后の時代に始まる

    その後、「類聚雑要抄(るいじゅうぞうようしょう)」という古文書に初めて登場し、その中に西暦1115年(永久3年)、関白右大臣藤原忠実が移転した時の祝宴の献立があり、「蒲鉾」と名付けられた今のちくわに似ている絵がありました。 このことから、かまぼこ業界はこの年号に因み11月15日を 「かまぼこの日」としています。

かまぼこの全国生産量No.2
日本海、瀬戸内海、太平洋をまたぐ兵庫県

かまぼこの全国生産量No.2 日本海、瀬戸内海、太平洋をまたぐ兵庫県

兵庫県は北は日本海、南は瀬戸内海そして淡路島という自然に恵まれた土地であり、海の幸にも恵まれていたと推測され、古くからかまぼこの誕生、そして今日までのかまぼこ文化の発展に適した土地だと考えられます。

魅力がいっぱい
かまぼこ製品と日本の食文化

日本型食生活への見直し

ご飯の主食に、魚の主菜、野菜の副菜、汁などを組み合わせた「一汁三菜」、これに卵や肉など洋風の食材が加わると栄養的にも充実し、世界各国から日本型食生活として高く評価されています。近年この洋風化が進み過ぎて、脂肪の取り過ぎから肥満や生活習慣病が増えるなどといった問題が生じてきました。
ヘルシーな食生活の条件に合う良質たんぱく質で低脂肪のかまぼこ製品が、今、見直されています。

健康長寿に役立つかまぼこ製品

健康にいい食生活として国際的に評価されている日本型食生活と地中海型食生活には、①良質たんぱく質源で低脂肪のシーフード(魚介やかまぼこ製品など)をよく食べる、②体内で酸化されにくいオレイン酸が多いオリーブ油や血液をサラサラにして動脈硬化を防ぐDHA、EPAなどの高度不飽和脂肪酸が多い魚油などをとっている、③ご飯やパスタをよく食べ、総摂取エネルギーのうち糖質性エネルギー比率がよい、④抗酸化作用のある野菜や果物をよく食べる、などといった共通点があったのです。この条件にぴったりとあてはまるかまぼこは食生活を充実化させるにはうってつけの食べ物です。

かまぼこ1800年の製法を
神戸・生田神社で再現

「かまぼこの日」の11月15日、生田神社(神戸市中央区)で、
蒲鉾組合連合会が、約1800年前のかまぼこ作りを再現するイベントを開催。
生田神社の本殿にてかまぼこ奉納を行い、かまぼこ発祥の地とされる生田の杜で記念碑除幕式を執り行いました。記念碑は人々の記憶に残るようにという想いで建立されました。

かまぼこ1800年の製法を神戸・生田神社で再現

記念碑が除幕された後、伝説のかまぼこ作りを再現。
明石の鯛と淡路のハモをすり潰し、塩で味付けした落とし身を
焼き上げ、振舞いました。
多くの方にお越しいただき、イベントは大盛況でした。

かまぼこ1800年の製法を神戸・生田神社で再現